2010-01-01から1年間の記事一覧

29日に仕事納め。以来、ゆっくり読みたかった本をむさぼるように読んでる。中でも印象的だったのが、これ。 放送禁止歌 という概念を誰が作ったのか、誰がどんな理由で 規制 しているのか。 結論としてはギターを抱え日々、白い紙を前に自分で歌を作っている…

宇宙の一粒

夕暮れラヂオに足を運んでいただいたみなさま、ありがとうございました。沢山の方々に来ていただき本当に嬉しかった。そして、素晴らしい雰囲気を作ってくれました。重ね重ね、感謝します。 オランさん、阪本正義with石田大介、文句なし、圧巻の歌と演奏だっ…

夕暮れラヂオ

(デザイン 阪本正義) 明日、12月23日(祝)。16時から18時まで。高円寺中通り商店街「コクテイル書房」より微弱電波を発信します。その名も「夕暮れラヂオ」。ジョー長岡、阪本正義with石田大介、オラン、の三組による演奏会。セッションあり。開場は15時…

壺 

「骨壷」という歌がある。寺尾紗穂さん。今年、僕の胸の中でもっともリフレインしていた歌。寺尾さんの、6月にリリースされたアルバム「残照」におさめられている。 http://midiinc.com/cgi/contents/commodity.php?a=206 世界中に沢山の歌が生まれては消え …

あふれたままに

腑抜けです。 (撮影 STAXFRED中村久影) 足を運んでいただいた沢山の皆様、本当にありがとうございました。 激励、リクエストのメール、丁寧な葉書、手紙、差し入れや心遣い、あったかい言葉、沢山いただいた。全部、受け取りました。ちゃんと、受け取りまし…

あふれる色彩

すっかり 冬 ですね。お元気ですか。 外苑のイチョウがまだ黄金色に燃えていた頃、(綺麗だった!)ゴッホ展に行ってきた。 初期から後期の作品を時代順にインスパイアされた作家の作品と共に丁寧に展示されていた。 初期の黒と白だけの素描。モデルは農夫、…

夜の骨

師走だ。走り抜けよう、一気に。立ち止れば、そこらじゅうに冬の匂い。冬には冬の花が咲き乱れ、実がたわわに成ってる。色みが僕の中にじわっと溶け入ってくる。 日が落ちるのが早い。17時には真っ暗だ。寒空を見上げると夜の送電線の鉄柱がそっくりかえって…

平日の仕事休みの日、真っ青な秋の空の下。父親の見舞いに行ってきた。午前中に、病院で決まっている面会時間外に僕はわざと行ってみたんだ。病棟に着くと、なにやら騒がしく、近くで、若い看護婦が声を上げていた。「○○さん、お○ん○んを隠してください!」下…

やまびこ

仕事が休みの日。東京の西の端にある檜原村という所へ行ってきた。都心から二時間も車を走らせれば都会の喧騒を完全に忘れさせてくれる深い森。なにより、空気が澄んでて、美味しい。静けさが心地いい。紅葉最盛期ではなかったが所々色づいた山並みは充分に…

放蕩

この時期、まあまとの距離が一気に縮まる。最近驚いたのは寝るとき僕の手のひらに自分の手を(猫球を)重ねてくるときがある。最初は横で寝てるんだけど気づくと手のひらにかすかな重みがあってどきっとする。僕がドギマギしてるとなんだかまあまも、ぎこち…

団地の響き

高校の時、付き合ってた彼女がとても綺麗な装丁の本を読んでいた。ちょうど、今くらいの季節。クリスマスカラー、深い緑と鮮やかな赤の二冊。ビートルズの曲のタイトルがついてた。その本を僕の彼女に紹介した男と僕はいまだに付き合いがあり親友と呼べる唯…

憧れ

夕方になるとひんやりとしてきました。近所の金木犀は、匂い満開。来たんだなぁ、秋が。ひんやりしてきたら、台所で火を使う。これが一番です。去年はジャムを沢山煮た。今年はコレにハマりそう。 部屋はじわじわと暖かくなりことこと火にかけている間は、ゆ…

秋の電波だった

音瓶波ラヂオ2010 Vol.5「〜夏の余韻に揺れる歌を〜」、無事終了しました。足を運んでくださったお客様、リクエストに応えてくださった皆様、本当にありがとうございました。今回は、ラジオの公開生放送のごとき仕様で約2時間のステージを作ってみました。皆…

夜釣り

「夜釣り」 星降る真夜中に釣り糸を垂れた誰かの夢の中に釣り糸を垂れたあてもなく ゆっくり引き上げてみるとまあるいケーキが釣れました ロウソクに火をつけて小さく切り分けてこの世に生まれ落ちた運命(さだめ)を想う見渡してごらんその眺めこそ 誰かの…

夢の続き

二週間くらい前から新しい曲を書いてるんだけど最初の構想を、組み上げては壊し再度組み上げては壊しを何度か繰り返して最初とは似ても似つかない形に納まりつつある。いや、この先もどうなるかはわからないがなんだか夢の続編をどんどん自分で新しく組み立…

形なきものたち

僕の家の前の古い木造アパートの解体作業が始まった。休みの日だったが朝から、いかつい男たちがやってきて大型の機械を使い2階建ての建物を手際良く、どんどん壊していく。どんどん。何気なく見ていたら次第にぼーっと、見とれてしまう。そのうちアパートは…

畳のブルース

小さい頃、夏休みになると、母方の実家のある岡山に帰省していた。 田舎の古い家の、縁側沿いにある風通しのいい畳の部屋。そこでおじいちゃんはいつも背を丸めて、胡坐をかいていた。白内障を患い、還暦を前に全盲となっていたおじいちゃんの傍らにはいつも…

じろじろ

昨日の続き。今日仕事中に、ひとつ思い出したことがある。銭湯でのマナーについて一体僕は誰に教わったんだろうと、昨日書いたことについて。 あれは僕がちょうど、小学生の3、4年生だった頃だと思う。母方の田舎が、岡山県の津山という所にあり、夏休みに…

落ち葉拾い係

先日。先月の末から続いてた仕事の忙しさが一区切りついたので念願の銭湯に走る。家から徒歩2分くらい。意外と混んでて洗い場は男たちの背中でいっぱいだったが空いてた場所に、椅子と洗面器を置いた。隣には、よく日に焼けた小学生くらいの男の子とその隣に…

死ぬまでに

最近の東京の夕焼けはまるでオーロラみたいだな、とオーロラなんて一度も見たことないのに心底思ったりする。そう、死ぬまでに一度オーロラを生で見たいなぁと思う。北欧か、それともグリーンランドかな。それと音瓶波ラヂオ4でも言ったけど死ぬまでに一度…

夏休み2010

13日。仕事終わりで九段の坂を一気に駆け上がる。閉門ぎりぎり。吹き出る汗、蝉の大合唱。久しぶり、祖父の前に立つ。みなぎってくる、僕の中に。正体はわからない。夕暮れ。逢魔の時間。とにかく蝉が歌っている。 14日。これまた久しぶりに実家に泊まる。病…

気迫

今年は、NHKが終戦65周年にちなんで気迫の籠ったドキュメンタリーを毎夜放映している。夜中には再放送していてワールドカップ以上の寝不足が続く。世界中に及ぶ、きめ細かい取材や長い時間と労苦をかけた骨太のドキュメンタリ−。こういうのは、民放やその他…

野に咲く花

毎日、暑いですね。みんな、どんな夏を過ごしてますか。 先日、オランさんのレコ発ライブに行ってきました。曙橋のBACK IN TOWNは、お祝いムード満杯で(お客さんも満杯)素っ晴らしい夜でした。オランさんの通算三枚目のアルバム「スケッチブック」。 発売…

忘れ物

こんにちは はじめましてお会いできて 嬉しいですいい天気ですね 生まれはどちらですかこれも何かの縁ですね 「いいえ ちがいます はじめてではありません 以前何度かお会いしてます」 わたし あなたのこと 忘れましたあなたと交わした言葉 思い出せませんお…

悪性を解き放ってみたい

残業終えて地下鉄で最寄り駅に着いたら真っ暗なはずの夜空は青みがかっていた。その上を真白い雲がすごいスピードで流れていく。もくもくしたやつ。遠くに高層ビルの灯りが見えて時々、そのもくもくに灯りがかき消された。僕は眼鏡をかけたりはずしたりしな…

官能

PPFNPの森山氏が先日の音瓶波ラヂオ2010-4 「夏の夜の大鈍行列車は唄う」を見た翌日、これらの映像リンクを日記に張っていた。自身の電車話しと一緒に。どれも素晴らしい映像で特に最後のには、やられました〜。久しぶりに映画館に出かけることになるだろう…

夜をまたぐ

今では「ムーンライトながら」なんて洒落た名前がついてる臨時の夜行列車がある。その昔、快速大垣行きと言ってボックスシートの所謂普通の車両で23時半過ぎに東京を出発し東海道をひたすら西へ夜をまたいでひた走り翌朝早くに岐阜の大垣まで行く列車があっ…

誤魔化さない

まあま。最近、お気に入りの場所らしい。一枚目はスピーカーの上。音楽を鳴らしてても上で一眠りしてる。微妙な震動が、心地よいのかもしれない。作業してる僕と目の位置が(高さが)同じになるってのもポイント。二枚目は、部屋と部屋の段差を利用して優雅…

夏の鈍行といえば

ご無沙汰。今年4回目のジョー長岡、ワンマンライブ。詳細、決まりました。今回は、夏の列車の旅をイメージしたラヂオショーを開催します。歌あり、インストあり、トークあり、今回初の試みとしては朗読などにも挑戦予定。みなさま。ぜひ足を運んでください。…

週末はベジカレーと一緒に

今週頭から、仕事がにわかに忙しくなってきた。一日があっという間に過ぎる。日曜日の檸檬葉との蜜月話は、また後日。実に実に、いい夜だった。 取り急ぎ、告知です。週末に武蔵小金井の「エントツそうじ」でベジ食事つきの演奏会あります。演奏は、完全アコ…