まじ

ライブ、というのは

様々な 愉しみ が混在しているものだ。

たとえば先日の「加川良と阪本正義」の際、

主役の二人のバッキングに徹していた

僕とまじさんは

本番中、ちょうど二人の視線が交わる位置にいて

まじさんのサングラス越しの表情が

時折、ニヤニヤしているのが

僕の位置から、よく見える。

そんなまじさん、

時折こっちを見て、ニヤニヤするもんだから

僕も、ニヤニヤしてしまう。

いい歳のおじさん二人が

公衆の前で、顔を見合わせてニヤニヤしている。


普段なかなか味わえない気持ち。笑




雨の日曜日。

夕方の早い時間から「魔女の世界」に向けて、

まじさんとリハーサル。

3時間ぶっ続け、休憩なし。

二人で、一体何ができるのか、

互いの手の内を広げて

セッションを繰り返す。



僕は、そんなスタジオの時間が大好きだ。


いろんなタイプの音楽家がいて

いろんなやり方で音を重ね

アンサンブルを作ってきたが

まじさんとの作業はとてもスムーズだ。

しかも愉しい。


変な 力み が、

自分からなくなってるのがわかる。


惜しみなく

遠慮なく、

自分の思うままに

楽曲にチャレンジできている気分になれる。


音楽の趣味も違うし

(もちろん重なるところもある)

共通言語が多い、というわけでもない。


ただ、話が早い。

無駄な説明の必要がない。

これは、どういうことなんだろう。


まじさんの大きな懐に

甘えているだけなのかもしれん。



リハーサルを終えて

小一時間、呑もうか…なんて

中華料理屋に入って

ビールを頼んで

三皿ほど料理を頼んで

気づけば、5時間近く。

二人で話し続けた。



実は、

二人で呑んだのは初めてだった。

こんなに長い時間、話したのも初めて。



僕は遠慮なしに

ここ最近、自分の中に沈殿していた

音楽への気持ちを、

ライブへの気持ちを

まじさんにぶつけていた。


まじさんはじっくりと聞いてくれ

じっくりと語ってくれた。

目から鱗が落ちること数回。



とめどなく、とめどなく

自分の中から言葉が溢れていた。



11月11日の「魔女の世界」。

ニヤニヤしたおじさん達を見においで。

とめどなく溢れる、メロディ、歌。

ニヤニヤと、本気出すから。







デザイン 阪本正義(か、可愛い!)





11月11日 日曜日


まじ と ジョー の音楽ショー


「魔女の世界」


@高円寺MOOMSTOMP


19時開場/19時半開演


1500円(ドリンク別)








ジョ