ややこしい男


2012年10月8日。

加川良と阪本正義。



あの日から

10日あまりが経ち

すっかり秋めいた風の中で

ようやく

余韻らしき感覚に

包まれてきました。


終わってからも

僕の中では

沸々と沸騰したままの気分で

日々を過ごしていました。


それくらい

僕のすべてを賭けて

臨んだライブ。


皆様のおかげで

大盛況に終わりました。




今頃ですが。

この場を借りまして。笑




阿佐ヶ谷まで駆けつけていただいた、

すべてのお客様。

本当にありがとうございました。




終演後も

さまざまな形で反応をいただき

厚く厚く、御礼申し上げます。



みなさんの笑顔や言葉が

僕を次のステージへ

誘ってくれます。

力を沢山いただいた。

ありがとう!



素晴らしい歌と演奏で

僕の無茶な企画に応えてくれた、

加川良

阪本正義。

そして

まじ。


素敵な秋の花と

季節感いっぱいのススキで

ステージを飾ってくれた

岩見夏子。


改めて感謝をささげたい。

この5人でしかあり得なかった、

ステージでした。


ありがとうございました。

(敬称略)



受付の仕事と

物販の仕事を、

完璧にやり遂げてくれた

僕の大事な音楽仲間、wami。

バタバタした当日に

心から信頼して

すべてを任せていました。

良さんとの約束、ぜひ果たして欲しい。

ありがとう、友よ。


そのほか

撮影と搬入などで

夏子さんの右腕として働いてた

ドラ。

てっちゃん。


ネクストサンデー

みやこさん、

イシザカさん。

PAの澤田さん。


お花を花束にする際に

ステージ上で

手際よく、きびきびと動いていただいた

ゼフィール(お花屋さん)の皆様。


皆様の力添えがあってはじめて

形になった演奏会でした。

深く深く、感謝します。

ありがとうございました。









(好きな写真!)



(photo by terry)




企画者としての

僕の総括は

すぐには言葉にできそうもありません。



何故かといえば

この企画において

僕が当日までに

頭の中に何度も描いてきた絵が

入念に準備してきたはずの絵が

すべて予定通りに

描けたわけではなかったからです。


すべて思い通りにいくことだけが

成功だった

などと言うつもりは

もちろんありません。


ありませんが、

当日までのあらゆる準備の段階で

自分の言動や

具体的な動きについて

自分が理想的だとしたその絵が、

うまく完成しなかった原因が

どこで発生したのか。


人や物事の動きに

一喜一憂し

翻弄されていた

弱い自分を

嫌という程、感じています。


ひとりで

作っているわけではないのだから


頑な 

になるのではなく

柔軟に


しかし

一度描いた理想は

簡単に諦めたくない。


僕は本番ギリギリまで

葛藤していました。



強欲な僕は

今回、企画者に徹することなく

出演者としても名を連ね、


企画者としてのエゴと

出演者としてのエゴは

最後の最後まで交錯して

僕を苦しめました。



とにかく僕は

未熟者でした。



達成感と

悔しい気持ちとが

ごちゃ混ぜになってます。


舞台裏のことを

赤裸々にここに綴っているのは

今回のことを 戒め にしたいから。



「器用貧乏」なんて言葉、

僕のことを薄ら知る人は

簡単に投げかけてきますが

僕は決して 器用 なんかじゃない。

本当に面倒くさい、

ややこしい男なのです。

そのことを嫌というほど、知りました。



ただね、

自己嫌悪だけでない

清々しい気持ちもあったりします。



先日のブラジル戦で

真っ向勝負を仕掛け

4−0と見事に完敗した後の本田のコメント。

「負けは悔しいけど、久しぶりに楽しかった」

僕の中では、不思議と頷ける言葉。



自分の中に 伸びしろ がまだまだある、とわかることは

つまり自分の現実を肌で知る、ということは

決して悪いことじゃないんだ。



年末の様々なステージに向けて

気持ちを新たに挑んでいきます。

そのステージの中に

僕の今回の企画の総括を、見つけ出したい。

見つけ出す!

だって、ライブは

やっぱり面白れーやっ♪



どうか今後も

ややこしい男、ジョー長岡を

ご贔屓に。

よろしくどうぞ(小さい声 笑)。


ジョ