人は誰でもみな


降ったねぇ。

一昨日じゃなくてよかった。

いや、一昨日だったらそれはそれで

STAXFREDを出たら一面雪景色って具合。

帰り道大変だろうけど

それはそれで悪くない。

新雪に足跡を残すのって大好き。



日曜日のライブ、

寒い中、お越しいただいた沢山の皆様、

本当にありがとうございました。

ストーブ男、燃え尽きましたとも♪



セットリスト

1 愛について(友部正人

2 闇のくも

3 坂道びっこ

4 冬眠

5 春のれこおど(恋は水色)

6 稲妻

7 波止場

8 キャラメル  

9 チャルメロ

(休憩)

10 ガールフレンド

11 白いもくば

12 心配  

13 ガール(The Beatles

14 風をあつめて(はっぴいえんど

15 わたしは海女

16 猫背

17 紙ヒコーキ



(アンコール)

18 はやく出ておいで(My Name Is Michael)

19 どうにかなるさ(かまやつひろし

20 プカプカ(西岡恭蔵


ありがたくアンコールいただき

来てくれていた新婚夫妻、チナツちゃんとオカちゃんに

アンプラグドで、歌のプレゼント。

お客さんも、おおらかな心でその趣旨を理解し

みながとてもハッピーな雰囲気を作ってくれて

深遠な時間が流れたような気がします。

感謝します。ありがとう。


オルゴールで、お腹の赤ちゃんに向けて

歌を届けようと思いついたのは、当日。

その曲に簡単に歌詞を考えたのは

前後半の休憩中。

僕らしいドタバタだったけど

勝手にスリリングだった(笑)

そう、アンコールがなければ

このアイデアは消滅してたわけだしね。




去年あたりから

「歌の姿」について考えてるが

ライブハウスで歌を聞く、

音響機材を通して音楽を聞くなんて

このたった100年くらいの歴史しかないのだ。


歌には、音楽には

太古の昔からの長い長い歴史があり

冠婚葬祭、悲喜交々、

生活のありとあらゆる場所に

人々の心情の傍らに

いつもメロディがあり、リズムがあり、歌があったはずだ。

そんな本来の歌の姿を、ちょっとだけど、

STAXFREDに持ち込めたことが

今回の最大の成果かもしれない。


そして

僕は生まれて初めて

お腹の中の赤ちゃんに向けて

歌った気がする。

母親になったことがある者なら、

誰もが繰り返ししてきたことかもしれない。

本番中に

いろんなことが、こみあげてきちゃったんだけど

人は誰でもみな、お母さんのお腹の中にいて、

そこから生まれてきたんだ

という当たり前のことを

僕はあの瞬間、強く感じていました。

赤い壁の箱の中でね。


歌って、ライブって

本当に面白いものだと、思った。



スープもパンも好評で、

休憩中に客席の後ろから

みんなの様子を眺めていたら

とても和やかにしているのがわかって

逆に僕は僕で、シャキッと歌世界を作らなきゃ

という気分に包まれた。

その場の気分に呑まれやすい僕にとって

アットホームなライブは、意外と居心地が悪いんです。

だって早くそっちに行って

楽しくわいわいやりたくなっちゃうんだもん。

ははは。



スープの寸胴鍋を持っていく方法をいろいろ考えてて

すごくいいアイデアを思いついたんだけど

みなに話してもいまいちの反応で、納得いかないので

ここでも披露します。



こうやって手ぬぐいで取っ手をつけたんだけど

持ち手を持つと

自動的に蓋に力が加わって

絶対にこぼれない構造。

この形を見つけた時、

俺は天才か!と思ったけど

みな、いまいち無反応だった。。



人の心を動かすのは

やはり難しいのです。

精進精進。



ジョー