美しく儚い歌を

年が明けて

バタバタと忙しく

時にぼんやりしていたら

もう如月も半分を過ぎようとしている。。

むむん。





3月2日土曜日に

下北沢ラカーニャにて

阪本正義と2マンライブを開催します。

題して「3月のピクニック」。


これまで阪本正義&東京バンドのお祭り

素晴らしき日曜日」が

東京バンド単独での開催となり

今年からローリンとジョーのショーが

新たにスタートします。



バスケットに

新しい試みを沢山詰め込んで

カフカの敷物と

ブランケットのような歌と音楽をあなたに。



予約、受付中です。

皆様のお越しを心よりお待ちしています。








3月27日(水)、

阿佐ヶ谷NextSundayで

ジョー長岡ライブ決定。

とても素敵な競演が決まりました。

詳細後日。





先日。

旅行先で母親が大怪我を負い

応急処置だけして帰京。

すぐに入院となった。

さらにオオゴトになる可能性もあったのだが

同行した妹が頑張ってくれて

なんとか無事だった。


年老いた母が病床に横たわる姿に

胸しめつけられたが

いくら弱ってても

僕の前では母だった。

母でいようとしているのが

痛いほどわかり、伝わり、

さらに胸しめつけられた。



入院翌日に

僕は適当な瓶と鋏を持参し

病院近くの花屋で

春色の花を数本選び、

病院の洗面所で花を活けた。

生まれて初めて、花を活けた。


殺風景な病室で

これでは気分が滅入ってしまうと思い

自然と、そうした。

病室は春っぽくなった。

母は喜んでくれた。




入院から2日後の

妹と母のやりとり。


「何か欲しいものは?」の問いに

「化粧水」と答え

僕らを心から安堵させた。


「この状況で、化粧水。この人、絶対大丈夫だよ」

と、妹と二人で語り合う。


そして母は、

やはり女なのだと

改めて思った。



春を前にして

母と向き合う時間を

与えられている気がする。



人は、

脆く、か弱く、儚い。



そのことを痛いほど

思い知った今こそ

心通わせることができるかもしれない。



病室の花は

決して言葉を発しない。


けれど雄弁に

美しく、可愛らしく、儚い命の歌を

唄ってくれている気がする。



沢山の言葉は、きっと必要ない。

僕は僕のまま

母に向き合う、

ただ、それだけだ。




ジョー長岡