鈴木わみの会

7月20日、海の日に

シンガーソングライターの鈴木わみが

少し変わった音楽会を開催します。

題して、「鈴木わみの会」。


わみとは、

数年前にライブハウス、STAXFREDで共演して以来、

不思議な縁を感じている。

今では彼女の旦那とも仲良くさせていただき

家も近いから

時折、近所の美味しいパン屋の焼きたてを持参して

自転車を走らせる。

家ではコーヒーや酒を飲みながら

なんでもない話をする(大事な話も少し)。

居心地がいいので、ついつい長居してしまう。

いつもそんな感じだ。


6月の終わりに

鈴木邸にお邪魔して

「鈴木わみの会」について話を聞いてきた。

もちろん、美味しいパンを持ってね。




撮影 中西裕



鈴木わみ × ジョー長岡 対談


鈴木わみ(以下 W)

ジョー長岡(以下 J)



J  結婚して2年目になるのかな。


W  はい。入籍が2年前の3月で、結婚パーティーが5月。


J  その後、めでたくお腹に子供が宿った。昨年の7月に僕の企画を最後に、わみは産休に入って、12月に無事産まれたんだね、想一郎。


W  そうです。


J  この「鈴木わみの会」を企画したきっかけを教えてもらえる?


W  まず最初に。子供が生まれるまで活動してきたライブハウスなどで、ブッキングのオファーがきても、二つ返事で出られなくなった、っていうのがあります。ということは、歌いたくなった時に自分で場所を作らなきゃいけないと、まず思ったんですね。それが一番最初です、自分が気兼ねなく歌える場所が欲しいと。
 

J  なるほど。


W  同じように子供を抱えながら、仕事なり音楽活動なりしてる人からしたら、私がやろうとしてることって、まだ早過ぎると言われると思うんです。


J  そうなの? 想一郎は6ヶ月。


W  うん。普通は産休、育休といえば、もう少し長い期間やと思うし、0歳保育や1歳保育に反対する人って結構多い。でも私は、子供の成長を見ながらできることってのがひとつ欲しかったんですね、家の中以外で。私の一番やりたいことは歌を唄うということだから、今の自分にできる歌の会が頭に浮かんだ。


J  うん。


W  私ね、所謂ママさんイベントとか、親子イベント、ふれあいイベントとか、そういうのが醸し出す雰囲気とは、少し違うことをやってみたいなぁと思ったんです。自分だったら一体、どういうものができるのか、やれるのか、試してみたいってのが本音です。自分勝手な欲求だと自覚はあるんですが。


J  うんうん。


W  今回本当は、開演を15時くらいに予定していたんだけど、会場の都合で18時になった。そうしたら、知り合いから、うちのこは19時半に寝るから行かれない、って結構な数の人から言われたし、わみちゃんそのイベントどうやってやるの?って何人にも言われたんですよ。


J  その人たちの生活のサイクルとか、もっと言えば常識から外れてるってことだよね。


W  そう。けどそれも企画して決めてみないと実際にはわからなかったことだから。まずその時点で、なるほどなと思った。



J  会場のアンリファーブルの存在は大きかったのかな。


W  かなり大きいですね。アンリファーブルありきの企画です。


アンリ・ファーブル(座高円寺2F)
http://www.cafe-fabre.net




J  アンリファーブルは2年前の結婚パーティーの場所でもあったわけだけど、あの時、こんなふうに話が展開していくとは思いもしなかったね。


W  面白い。


J  さっき、ママさんイベントとか親子イベントの雰囲気への違和感を口にしていたけど、もう少し具体的な言葉にできるかな。この会を、どんな会にしたいかってことでもいいんだけど。


W  親子イベントって、お母さんお父さん子供が一緒になって楽しめます的な感じなんです。だいたいが教育〜って感じなんです。それよりも、大人寄りってことかなぁ。


J  親子がいても、子供のいない大人がいても、同じように楽しめる雰囲気ってことかな。


W  うん、そうです。


J  それって、今のわみの人間関係を現してるんだろうね。子供がいる人、子供がいない人がいて、一緒に時間を共有できるような空間を作りたかった。


W  うん、そう。どっちかに針が振れてしまうことが嫌だったんです。「鈴木わみの会」がそういう場所になったらいいなとは思ってるけど、どんな会になるかは、実際やってみないとわからない。


J  それは当然だし、やりながらどんどん変わってくるんだろうね。続けていきたいと思ってるの?


W  そうですね、できれば年1回くらいで。それを続けていきながら、同時に子供の成長も同じ場所で記録できるような気がする。自分たちの記録という意味では、2年前のパーティーから既に始まってるわけだけど。笑


J  アンリファーブル、いい場所だよね。


W  ほんまに大好き。


J  何がいいんだろうね、あの場所。


W  開放感…かな。


J  そうだね。天井が高い、長い時間居ても疲れない。


W  居心地がいい。。賑やかでもうるさくない。


J  それは言い得て妙。


W  なんかね、私うるさいのが苦手になってきてるんです。


J  わかる。俺もそうだなぁ、年を重ねると共に。








J  話変わるけど、活動をお休みしてる間、時々ピアノは弾いてた?


W  弾いてました。歌も唄ってました。


J  早くライブに戻りたいと、思ってたのかな?


W  それが、そうでもなかったんです。妊娠中は、もっと禁断症状みたいなのがあるかなと思ってたんですが、意外となかった。人前で歌うってことより、音楽のことを、静かに考えるのが楽しかった。


J  何を考えてたの?


W  静かに歌うこと、とか。それとね、お腹の中にいた頃は、ひとりで練習してきた感じと明らかに違ったんですよ。


J  歌いながら、いつも感じていたんだね、誰かを。


W  そう、この人を(傍にいた想一郎を見る)。笑


J  そうか。はじめは自分の欲求で小さく静かに歌っていたら、その歌を聞いてる存在が自分の中にいたって感じなのね。


W  そうです。歌い出すと動くしね。面白かったですよ、反応が。ぐにょ〜って動いてたのが、歌の途中で急にポンと蹴ってきたり。


J  どういう感じで聞こえてるんだろうね、お腹の中で。


W  水の中にいるから、プールの中で音を聞く感じらしいです。


J  あぁ、水の中。


W  ただ聴覚が発達してないから、もっともっと小さな音だと思う。水中だし、波動に近い、というか。


J  たぶんきっと、波動だけじゃなくて、お母さんが唄ってる時の、熱とか、心地とか、そのまま伝わってるのかもしれないね。


W  そうだと思います、単純に聴覚だけじゃなくて。いやまあね、実際はどうかわかんないですけど。笑



(この辺りで想一郎がしきりに何か喋ってる、何かを言いたそうにしてる 笑)



J  この会は海の日に開催するんだけど、産休前の最後のライブも海の日。僕にとって、わみと海の日というのは、関係がある気がしてる。


W  海の日に直接関係があるわけじゃないけど、私の高校時代の親友の命日が7月11日。彼女は海沿いの病院に入院してました。あくまでも私の中で海は、とても静かな場所。所謂ビーチではないんです。


J  ビーチじゃない。もう少し具体的に言えるかな。


W  青い空、青い海って感じ、一切ないです。いつも夜に行ってたから、常にグレープ色っていうか。故郷、和歌山の海のイメージ。近くの娯楽施設の観覧車の灯りが、ちらちらと紫色の海に映ってたり。あとは彼女の病室の窓から見える海。砂浜じゃない、少し離れたところから、眺めてる海。


J  ひとりで行く場所なのかな、海は。


W  ひとりですね。


J  僕はわみの曲の中で、「片緒波」が一番好きです。とても素敵な海の歌。


W  きた。笑 ありがとうございます。


J  あの曲のイメージが強いから、わみと海の日に何かを感じてしまう。









J  今回はゲストに、絵本作家の、きたがわめぐみさんを呼んでます。




きたがわめぐみ『カモナマイハウス』
http://meg.chu.jp/menu.html




W  私、めぐさんに教わりたいことが山ほどあるんです。めぐさんが表現しているもの。たとえば、読み聞かせしている時の、声色とか。
 

J  一緒。読み聞かせの技、盗みたい。笑 めぐみちゃんとわみの組み合わせ、とてもいい気がする。


W  オファーしたら、びっくりするくらいのスピードで快諾していただいたので、嬉しかった。



J  たくさんの人に、そして、いろんな人達に来て欲しいね。老若男女、いろんな人達。これは、僕が企画に携わる上で、とても大事なこと。


W  子供がいる人は、子供がいる人同士で、どうしてもかたまってしまう。子供がいない人は、子供がいる人からなんとなく離れていってしまう。わたし、それが嫌なんです。ライブができるような空間で、誰がいても違和感がないような場所を作ってみたい。


J  僕も作ってみたい、そんな場所。今日は話せてよかった。いろいろ確認できました。ありがとう。


W  こちらこそありがとう。よろしくお願いします。


(2015.6.20 鈴木邸にて)






作画 秋元紀子





※追記

わみと想一郎の素敵な写真を撮影していただいた
中西裕人さんの展覧会情報はこちら
http://cweb.canon.jp/gallery/archive/nakanishi-stavros/index.html

気高く美しい獣

久しぶりの音瓶波ラヂオ更新。


TwitterFacebookにかまけて

都合よくほっといた癖に

SNSの様々に疲れているのも事実。

人と人の距離感というのは実に難しい。

いくつになっても戸惑い、悩み、迷い、

失敗し、腹を立て

の繰り返し。

今の偽りない実感だ。

よきことも、楽しいことも、

不思議な縁を誘発することも

もちろんあるのだけれどね。








一昨日の早朝。

このラヂオに何度も登場してた愛猫まあまが

息を引き取った。


つい2週間前から

ご飯を食べなくなり

ここ数年、季節の変わり目には

必ず出てた症状だったから

あまり深刻には考えてはなかった。

しかし、みるみる痩せていき

見るに耐えかねて先週、病院へ。


検査をしたが、特定の疾患は見当たらず、

老衰という診断。

延命の処置は何通りかあったが

医者と様々な相談をした結果、

処置はしないと決めた。


立派に長生きしたんだから

安らかに逝けるように

覚悟を決めなさいと

少し強い口調で言われた。


ご飯は自力で食べれないから

栄養剤とポカリや野菜ジュースを薄めたやつを

スポイドで飲ませた。

このスポイドは

まあまがまだ幼い時に

ミルクや水を飲む時に使ったやつ。

仕事や外出時には

心ここにあらずが続き、

帰り道では最寄り駅から走る日々が続いた。

まあまは動くのもままならない状態だったが

トイレにだけは

這いつくばってでもひとりで行き

用を足してた。

寝床やあちこちにシートを敷いて

好きなところでしてもいいんだよと

準備をしたが

結局一度も粗相はなかった。


6月25日、早朝。

いつものように栄養剤を与えようとしてたら

ニャァと小さく鳴いた。

見れば痙攣しており

僕はすぐにその痩せこけた身体を抱いてやった。

身体をさすり、

まあま、まあまと声をかけた。

しばらくすると

腕のあたりがじわっと熱くなった。

この熱が失禁だと気づくまで

少し時間が必要だった。

鼻から赤い体液が流れ

まあまの身体から力が抜けていくのが

手にとるようにわかった。

ずっと僕は声をかけ続け

まあまに密着して

正気を保ち

なるべくひとつになろうと必死だった。

まあまの青く美しい瞳が

力なく佇んでいた。

動かなくなって

どれくらい時間が経ったか

わからないが

まあまの身体が冷たく

どことなく硬く感じて

このままではまずいと思い

もしもの時の為に準備していたように

事を進めた。




昨日、火葬を済ませ

骨壷に入れてやった。

毛並みが綺麗で

亡骸は美しく

葬儀屋が

とても16歳のおばあちゃんには見えない

と言ったので

当然…って感じで受け答えしてやった。



僕の白いシャツにくるまれ

出棺直前に届いた前妻からの手紙を抱いて

向日葵の花と一緒に

まあまは旅立った。


しばらくして

真白い立派な骨が現れ

綺麗な猫は骨も綺麗だと

葬儀屋は呟いてた。

本当に見事な美しい骨だった。



僕は葬儀屋の前で

声をあげて泣いた。


[





若い時はやんちゃで

気高く

優雅


歳を重ねると

甘えんぼ、

人懐こいところをみせた。



そして

16年と半年、

いつどんな時も

僕を守ってくれた。

いつもいつも

いいこだった。






まあまの最期を看取れたことは

きっとこれからの僕の救いとなるだろう。


まあまは僕に

沢山のことを教えてくれた。


言葉のやりとりがなくても

大切なことは伝わるんだってこと。

それは僕の自己満足や勘違いでは

決してないということ。



生前、まあまと仲良くしてくれた皆様、

気にしてくれた人達に

感謝を捧げます。

ありがとう。



気高く美しい獣との暮らしが

2015年夏に終わった。


[




ジョー長岡

ビビビッ


確か、今年の2月の出来事。

ototogiのレコ発記念ライブが下北沢で開催され

その日は出演者多数だった。

初めて会う出演者も沢山いて

挨拶し名前を覚えるだけでも一苦労な感じだった。


リハーサルも順調に終えて

僕は大概、ライブ本番前はひとりで過ごすことが多い。

お気に入りの喫茶店に行って

苦いコーヒーを頼んで

twitterに呟いた直後、

ついさっきtwitterでフォローし合った倉井夏樹が

ジョーさんどこでお茶してますか、と返してきた。


茶店の場所を教えると

3分後に夏樹君が現れた。

満面の笑みと屈託のない話し方、

とにかく開いていた、存在が。


僕は、夏樹君の噂をなんとなく聞いてはいたが

隣に座って瞬時に

ビビビッときた。

そういうしか言いようのない感覚。


ハープの話と音楽の話、

家族や故郷の話、幼い頃の話をして

15分後にはライブのオファーしたのを覚えてる。

今年は、月1で高円寺の店で企画をやる予定なんだ、

どこかで一緒にやらないかい。


夏樹君も即答で快諾。

夏樹君から条件がひとつ。

僕、少し歌ってもいいですか。

もちろんOK。


こうやってお互いの音を聞かずして

今夜の「夏の終わりのレクイエム」は開催されます。


僕にとって、こういう出逢いは稀だ。

誰かから前もって好意的に紹介されていたとしても

自分で実際に会って話をしてみなければ

人のことなんて何もわかったもんじゃないと思ってる。


逆に、いい噂を聞かなかったとしても

僕は自分の感覚しか信用していない。

人に関しては、それが僕の流儀。

これはもう幼い頃からのやり方。


そういうわけで

ビッグネームとも多数セッションしている

倉井夏樹がSTAXFREDにやってきます。


才気あふれる、若くピチピチした音で

遊んでもらおうと思ってます、おじさん。





(デザイン 阪本正義)



9月15日 祝日

「夏の終わりのレクイエム」

19時開場/19時半開演

2000円(1ドリンクオーダー)

出演  倉井夏樹  ジョー長岡




連休最後の夜、

ふらっと遊びに来てください。

お待ちしています。


ジョー

おとしまえ


北海道から帰って


仕事の繁忙期に飲み込まれたり


体調崩したりと


なかなか旅の総括ができぬまま


夏の終わり感漂う東京で


ぼんやりしてました。




たった三日間でしたが


北海道での日々を思い出すたびに


鼻の奥が、じゅわっとします。



それがどういう感情なのかは、


なんだかうまく説明できない。



例えば


東京と北海道の距離とか


過去、現在、未来も含んだ時間の軸とか



「意思」や「想い」によって


それらの軸が、


繋がり、一つになることが


あるのだなぁという、確かな実感。



(同時に、それらはすべて


夢だったんじゃないかと


星ひとつない、


天を見上げるような感覚。)



その繋がりや接点を


未来に向けて


思いきり放射したいようなイメージ。



そして


想いや意思を


明け透けに伝え合い、


時にぶつかり合い、


かましくも、協力を頼める友がいること。


それに惜しみなく、応えてくれる友がいること。



その全てに


未だ感謝の意さえ、伝えられずにいます。


いろんな言い訳ができるけど


僕の今の立ち位置なんて


情けないが


正直そんなとこだ。




いつだったか



加川良さんとの語らいの中で


良さんが口にした


「おとしまえ」という言葉が


僕の中でループしてる。



自分の中の


おとしまえをつけるだけで


人生なんて、


いっぱいいっぱいなのかもしれん。



ひと夏が過ぎ去って


乾いた風と共に


新しい季節が否応なくやってくる。


僕らの気持ちとは関係なくね。




長くなっちゃったけど、


喧々諤々、


いい旅を共にしてくれた檸檬葉の2人と


今夜、池尻大橋CHADで


凱旋2マンをやります。


当日まできちんとした告知できずにごめんなさい。

(これは僕の不徳の致すところ)



チャージは2000円、


20時スタートになります。


ふらっと遊びにお越しくださいね。


心よりお待ちしています。













そして。


明後日はこれ。



(フライヤーデザイン 阪本正義)



各方面で大活躍中の、


倉井夏樹君をゲストに迎え


STAXFREDマンスリー企画も9回目。


夏の終わりのレクイエム、


夏樹君との2マンだから


ファンキーなレクイエムになる予感。



ジョー

心とか、魂の在り処

明日、

14時羽田発の便で

札幌入りする。

およそ25年ぶり。


25年前、僕は大学1年生。

夏休みに釧路までフェリーで行き

自転車で一週間かけて、

札幌まで

北海道を横断する予定を立てた。


クロスバイクを改造して

荷台を作り

テントと寝袋と

必要なものだけをデイパックに詰めての旅だった。


その旅には

僕にとっては絶対的な目的があった。


それは

北海道の見渡す限り360度大パノラマの中で

ひとりぼっちになってみる、

ということ。


ひとりぼっちになって何を思うのか

自分が何をどんなふうに考えるのかを

試そうとしたのだ。


夏の北海道は

自転車やバイクで

自由気ままに旅する人が多くて

そういう人達が自然と集まり

情報を交換したり交友を楽しんだりする場所が

少なからずある。


僕はなるべくそういう場所を避けて

ひとりで過ごすようにしていた。


自転車を降りて

海岸線を気の向くまま、

長い時間歩いているときに

目的のような状況に遭遇した気がする。


その時の

波打ち際の感じや

夕暮れの色や


誰といても、いなくても

自分のお腹の辺りに

いつもひとりぼっちの自分がいるんだなぁと

思ったことや、

それがきっと、

「心」とか「魂」と呼ばれるものなんじゃないかと

気づいたこと。


空とか海とか

大地とか風とか雲とか

自分とまるで一体のように感じたこと。




そのまま日が暮れて

真っ暗になった砂浜で野宿しようとしたが

結局一睡もできなかったこと。

(怖くて)


朝方に、

どこからともなく現れたおばちゃんが

魚肉ソーセージを2本くれたこと。

そのソーセージが驚くほど美味かったこと。


そのあたりから、

旅がどうでもよくなって

(目的を達成した気分になって)


札幌で待ってくれてる彼女に無性に逢いたくなって

一日で250キロくらい走ったこと。(若い)




昔話は

これくらいにしときましょう。笑






その札幌でライブをします。


題して


「探してるのは、未来の足あと」



(デザイン 阪本正義)





8月24日 日曜日


〜昼〜

ヒッピーズ札幌

http://www.hippies-sapporo.com/


札幌市中央区南7条西2丁目

リバーサイドビル1階(鴨々川沿い)

011(556)5246


13時開場 13時半開演(15時まで)

1500円(1ドリンクオーダー)

出演 ポルカ堂 ジョー長岡

(セッションあり)



〜夜〜


Bar藤田


札幌市中央区南3条西1丁目

フロンティア札幌ビル5階

011(205)0889


19時開場 20時開演

1500円(1ドリンクオーダー)

出演 檸檬葉 ジョー長岡

(猫がいます!)


司会は、

札幌のローカルヒーロー

佐々木拓大




翌8月25日は

洞爺湖昭和新山の麓まで足を延ばします。

檸檬葉、クニイの紹介!


壮瞥町BioCafe「たつかーむ」

http://www.tatukam.jp/


カフェオープン 13時

ライブ開演 14時半

投げ銭+飲食注文

出演 檸檬葉 ジョー長岡



(見事なバランス)






どうぞお近くの方、

是非とも足をお運びください。

よろしくどうぞ。




締め切り間際になって

馬鹿力を発揮する。

ようやく形が見えてきた…




判子は羅久井ハナの製作。

お見事!



ジョー














 

羊と熊


「羊と熊」を開催するにあたり

秋山羊子さんと打ち合わせをした。


今回の企画は

STAXFREDの中村久景の提案で実現。

僕は羊子さんに初めてお会いする。



駅で待ち合わせをして

挨拶を交わし

どこで話そうか、となり

羊子さんが提案した二つの店と

僕が行きたかった二つの店は

同じだった。笑


アンリファーブルで話す。









羊子さんと話す前に

このライブに向けて自分なりの提案を

組み立ててみようかと思ったが

ぶっつけ本番の打ち合わせも悪くない気がした。


頭真っ白で秋山羊子と対峙した方が

何か新しいものが生まれるような気がした。

それくらい、悪い予感がなかったのだ。


羊子さんはのっけから

鋭い質問を浴びせ

羊のような眼で

僕を観察していた。


僕も待ち望んでいたように

熊のような気弱な眼差しで

応えた。



濃密な打ち合わせ。

予感は当たる。



日曜日のライブは

いつもとは違うスタイルで

いきます。


二人同時にステージに立ち

二人で時間の流れを作りながら

歌を交互に紡いでいく感じでいきます。


予定調和をできるだけなくして

その瞬間の熱を届けたい、

羊と熊の一本勝負。


さあどうなるかな。

是非とも見届けていただきたく思います。

マンスリー企画も8回目、

日曜日の夜!



(デザイン 阪本正義)




8月10日 日曜日

ジョー&STAXFRED 共同企画

「羊と熊」

新高円寺STAXFRED

http://staxfred.com/


19時開場/19時半開演

2500円(+1ドリンクオーダー)

出演 秋山羊子 ジョー長岡



〜秋山羊子ブログ〜

「僕が歌う理由」

http://yokodiary.exblog.jp/








暦は立秋を超えたが

暑い日が続いてる。



自転車を漕ぎながら

都市の熱風を浴びながら

空ばかり見てる。



変な雲の形を眺めては

シュウさんを思い出す。


シュウさんが亡くなった日も

変な形の雲が、

空に浮かんでは

流れて消えた。



空海に憧れていたシュウさん。

雲の上で空海に会えたのだろうか。





東横線の大倉山という駅で降りて




きつい坂を上る、汗が噴き出る。



さらに階段を上り



木陰の奥に



見えてきた白い建造物。



吹き抜けの光溢れるコンコース



さらに階段をあがり、荘厳な扉の向こうに





一台のグランドピアノ。





大倉山記念館、大ホール。







建物を出て

真正面の夏空に

美しい白色の半月が

静かに佇んでいた。




僕は

儚げな真昼の半月に

ひとつの誓いを立てた。



2014夏から始まる予告篇。

どこに繋がるかは、乞うご期待。






(デザイン 阪本正義)




8月23日に

中学の同窓会が札幌であり

僕はおよそ25年ぶりに

津軽海峡を渡ります。



翌24日には

中学、高校時代の同窓が

尽力してくれて、

昼夜にライブを敢行。


ポルカ堂は高校時代の同窓、

住出君がウッドベースで参加するジャズバンド。

昼にヒッピーズ札幌で共演。

セッションあるかも。


夜はBar藤田で。

東京から檸檬葉が参戦。

司会は札幌のローカルヒーロー佐々木拓大

Bar藤田は、猫がいる素敵なお店。



25日は

以前檸檬葉のギターだったクニイの紹介で

洞爺湖の近辺で昼ライブを敢行予定。

詳細は近日中にアップします。




古い友人達の前で

僕のセンチメンタルはきっと爆発するだろう。


だからこそ

ノスタルジーに溺れるようなライブにはしたくない。


「探してるのは、未来の足あと」


檸檬葉の二人の参戦は

とても心強い。

いい旅になるだろう。



北の皆様、

どうかよろしく。




ジョー長岡

探しているのは、未来の足あと






梅雨空を

ぼんやり眺めていたら


あっという間に

夏がやってきて


都市の隅々まで

心の隅々まで

熱気が押し寄せてきた。


また来たんだなぁと

忙しい中で、

時折ぼんやり、

そう思う。






数日前、東京に虹が出た。

大きな、完璧な、半円の光の輪で

この世の終わりかと思うくらい

綺麗だった。


僕はすぐにスマフォで撮影し

遠い街に住む人に送った。


この世の終わりのような光景を

一緒に見たい人がいる。


嗚呼、

またやってきたのだな、夏が。






いいライブが続いている。


特にSTAXFREDでは、先月出演した三度とも

お客様満席だった。


今月のwamiとの2マン「波打ち際に立って」も、

おかげまさで早々にSold Out。


しかもライブ自体が素晴らしい内容だったと、

自負がある。


やる前から最高の予感に包まれてたけれど

二人の歌は、僕の予感をも越える出来だった。

ステージで何度か鳥肌が立った。


関わっていただいたすべての皆様に

厚く御礼申し上げます。

ありがとうございました。


wamiはしばらく活動をお休みしますが

彼女の鋭い感受性は

より深い愛情を携えて

必ずステージに帰ってくることでしょう。


また新しい彼女の歌を

僕は楽しみに待っています。







友人の門出に列席。


檸檬葉の、ふみが

自分の門出の際に履いた

素敵なジルスチュアートを履き捨て

祝歌を捧げる。


ふみが以前、新婦について

僕に真剣に語りかけてくれたことが

ふと頭をよぎり

涙が溢れた。


あの時のふみの横顔、

ちょっと怖くて(綺麗で)

今でも忘れていない。




その檸檬葉と

来月、北海道に行きます。


僕は中学校の同窓会を兼ねて

札幌で二ヵ所ライブが決まりました。

8月24日の昼と夜です。


25日昼は

以前、檸檬葉にいたクニイが

昨年より住んでいる洞爺湖周辺でライブが決まりそう。

詳細は近日中にあげます。

もう少しお待ちくださいね。



およそ25年ぶりの北海道、

どうなるか全く予想できません。


ノスタルジックな旅にしたくなかったので

檸檬葉の二人と一緒に旅するのが

不思議な必然だと思ったりする。

ミニツアータイトルも、こんな感じでいく。


「探しているのは、未来の足あと」




8月のマンスリー企画は

STAXFREDとの共同企画。

秋山洋子さんをお迎えします。

洋子さん、現在北海道ツアー敢行中。

STAXFRED中村さんが、是非僕との2マンを見てみたいと

切望してくれて実現します。

フライヤーデザインは阪本正義。

題して、羊と熊!



この夏、一夜限りの

羊と熊の宴。

さぁ、何が起きるのかな。



こちらのコメント欄でも

予約承り中です。

是非、見届けてくださいね。



さて本日、7月27日。

数時間後には

古本酒場コクテイルにて

「和解」。


以前、

鍵盤奏者として深くバンドに関わった真黒毛ぼっくすと

共演です。


コクテイルの狩野さんよりオファーいただき

笑いながら二つ返事でした。

「やりまーす♪」


真黒毛ぼっくすの大槻さんとは

数年に渡り、真剣にやりあってきたつもりです。

とてもお世話になったと、

感謝していることも多々あります。

いいこともあれば、

そうでないこともあった。


そして

本日の真黒毛のギターは

元ちちぼうろの湯治君。



ただね、僕の心持ちとしては

「探しているのは、未来の足あと」だからね。

いつも通り、いいライブをするまでだ。

ノスタルジーは、ないよ。





蜜月、破綻を繰り返す僕ですが

蜜月、破綻の先に在るものは、

果たして。



7月27日 日曜日

古本酒場コクテイル

「和解」

17時開場、17時半開演

投げ銭+飲食注文


出演 

真黒毛ぼっくす

ジョー長岡





ご存知の通り、

コクテイルには

厳選された古本と、

良心的値段の、粋な酒と肴があります。


ただし冷房がありません。

熱気を冷ますものが

冷たいビールくらいしかありません。

さらに「和解」できなければ

今夜の酒場は荒れるかもしれません。

来られる方、どうか覚悟を。笑









ジョー長岡